空気を読まずに世間を渡る

おすすめ本のレビューです。

 

舞台脚本家、サードステージ

鴻上尚史さんの

 

空気を読まずに息苦しい日本を生き抜く方法

 

 

あなたは、空気を読む方ですか?

空気を読まなかったせいで(読めなかったせいで)

苦しい思いをした経験はありますか?

 

それは私、なのです、

が・・・。

 

日本にもある世間は、世界にもある。

その規範や常識は大きく違っているが

日本にある、見えない集団が持っている見えないルール

それを読んで分かったとしても、それをあえて見えないようにして

そこを泳いで生きること。

 

欧米式の「社会」と、

日本の「世間」

一神教の多い欧米社会の中での世間と

アミニズム、比較的自由信仰の日本。

そこにはどんな違いがあるのか。

 

2手3手先を読み、必ず人には手土産を持ち、お礼は手厚い

日本の文化ですが、欧米にはほぼありませんでした。

 

日本に漂う空気感は、確かに私が旅したどんな国にも

感じられるものはありませんでした。

 

フランスに住んでいたと言えど、居心地が良さそうだなと思った国は、

別にありました。

例えばオランダ、ポルトガル。

どこもカトリック信仰の国ではありません。

(だからではないですが、国民や漂う雰囲気に

大きく関係していると思っています)

 

同調圧力、に相当する言葉も聞きません。

もしも、人一倍空気を読んでしまうけれど、

本当はこれでいいのかな、とおもってしまう私のような方は

ぜひ一読をお勧めします。