愛をもって断る

最近、人間関係学や、心理学の本をよく読んでいて、

自分がいかに断れない人間だったかということを痛感している。

 

以前の私は人の不機嫌に振り回されたり、

人からの気持ちや都合を突きつけられてアップダウンしたり、

とにかく軸のない人間、それが私だった。

今思うと、性格悪いことを

バレないように必死に隠していたんだろうな、と思う。(笑)

 

そうは意識していなかったのだけど、

嫌われることが怖かったのだろうと思う。

自分なりに婉曲に断っているつもりが伝わらなかったり、

断れない性格ということを見越して優しい性格、と

先回りして言われてしまうことも。

 

そして、そう言われると実際はイラッとしてしまう自分もいた。

 

それが変えられてきたのは、人の心理を知り、

自分の空虚さとじっくり向き合うようになってから。

 

あとは自分が尊敬する人たちの話を聞いたり読んだりして

その感覚をインストールしてきたから。

 

今の私は、無理と判断したら断ることに

罪悪感も感じることはない。

(元は罪悪感が酷いもので、

数日いやもっと長く、ずっと悶々と自責してしていた)

 

私のいい人ぶりっ子(笑)はそれはもう、

相当重症だったのだけど、

自分でも自分の本音がわからなくなるほど

拗らせまくっていた。

 

状況がどうであっても、

相手が誰であっても、

礼儀を尽くしつつ、

笑顔で距離感を持てること。

 

それが、愛をもって関わるということだと、

今では確信している。